スポーツにおけるビジネスの広がり
2019.7.23
最近のスポーツ界では若い世代の活躍が目立っている。例えば、サッカーの久保建英選手(18)、陸上のサニブラウン・ハキーム選手(20)、さらに先月陸上100メートル女子では29年ぶりに高校生が優勝するなど若いアスリートの活躍がめざましい。
そんな中このスポーツ界におけるビジネス展開について説明していきたいと思う。なぜ選手は海外を求めるのか。なぜ海外市場では多額のお金が飛び交うのか。日本と海外の違いを説明していきたいと思う。
つい最近の話では、英パフォームグループのDAZNがJリーグと10年間約2100億円という巨額の放映権契約を交わし、日本のサッカー界に年間210億円の資金が保障された。そのお金で良い選手を呼び込み、新しい企業がJリーグ市場に参入する。お金は潤い、Jリーグ市場全体が活性化され、競技人口も増える。
海外企業の進出によってJリーグは理想のスパイラルを生むことができました。しかしそのJリーグでさえ、世界から見ればその市場規模は小さいと言える。
久保選手が移籍したスペインのリーガ・エスパニョーラ、イギリスのプレミアリーグなど世界のトップクラスのリーグでは移籍金が何百億、何十億というのは当たり前の話だ。
ではなぜこのような多額のお金を支払うことが出来ているのでしょうか。
それは海外における配信市場の大きさを物語っている。
今後Jリーグはどのような価値あるリーグに成長していくのか注目したい。DAZNによって大きな資金を得た今、その使い道の手腕が問われる。
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