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  3. 『元メジャーリーガー野村貴仁が語る‼️』 HOPEは元メジャーリーガー野村貴仁氏に菊池雄星投手の今季の投球について総評を求めた‼️日本シリーズでは松井秀喜を完璧に抑えイチローと共に日本一に輝き、メジャーリーグではホームラン王バリーボンズに真っ向勝負を挑んだ度胸満点の左腕野村貴仁が自身の経験を元に分析する‼️

『元メジャーリーガー野村貴仁が語る‼️』 HOPEは元メジャーリーガー野村貴仁氏に菊池雄星投手の今季の投球について総評を求めた‼️日本シリーズでは松井秀喜を完璧に抑えイチローと共に日本一に輝き、メジャーリーグではホームラン王バリーボンズに真っ向勝負を挑んだ度胸満点の左腕野村貴仁が自身の経験を元に分析する‼️

2021.12.23

『第一回目は現役メジャーリーガー菊池雄星投手❗️』

野村氏に独自の視点から解説して頂いた!

菊池投手のいいところはバックスイングに入ってテークバックからいきなり高く肘が上がってくる所です、それで角度がつきます。
身長の大小に関わらず自分なりの角度があります

9月13日は前半に比べ肘が少し下がって低くなっています
それは角度が少し低くなり打者にとっての角度に違いが出てくるのでストライクボールの判定が分かりやすくなります

それと前足のハムストリングを上手くつかえるパーセンテージが低くなっています。
肘が横振りになると、身体の捻りも変わって来るので、投げ終わったあとに右足が縦に伸び上がるようになり勢いがボールに伝わっていたのが、ヒジが上がってこないと右足が斜めに伸びるようになるので、
縦に伸び上がる時より勢いが落ちて来るのです。
目立つ程そこまで斜めにはなっていませんが、腰の回転などの鋭さに欠けて来るので危険信号です。
ストレートが斜めに腕を振るパーセンテージが高くなると、変化球の時に高く腕を振りボール球を振らしていた前半戦の打者を幻惑するような鋭く低く振らせるパーセンテージが少なくなるので、三振を奪える場面で見逃されたり痛打されると投球がかわってきます。

普通の解説者は体が開いてるとか腕が下がってるとか治れば大丈夫とか、簡単に言いますがどのようにしたら改善されるということを話してるのを聞きません!
僕は身をもって経験したのでなかなか改善するのは難しいです。

今まで振らせていた球が少しの角度によって簡単に見逃されたりします。

注目したのはストレートです、もっと縦気味に腕を振らないと変化球などに悪影響を及ばしかねません。
前足も微妙に伸び上がるような勢いが違ってきます、
まず自分はアメリカのマウンドは硬くて踏ん張りが効いて、身体の捻りを使いやすかったです。
どこのマウンドもほぼ一緒でした
日本のマウンドは柔らかいのです。
なので前足を曲げてあまり踏ん張らないようにしないとすべります。
ようするに普通の道を走るのと砂浜を走るのとでは、ちがってきますよね。

菊池投手は疲れてるのもあると思いますが?やはり微妙なメカニズムが少し悪くなっています

動画を見ても結果オーライですが低めの変化球をファールにされたり見逃されたりしています
このようなパーセンテージが増えてくると苦しい投球が増えてくるはずです。

メンタル的にも、マイナス思考が少し見えます
背中から肩甲骨に柔軟性をかいているように思いました。

西洋人はトラとライオンのような体質で、横に捻る柔軟性があります肩周りが蛸みたいに柔らかく肩こりも殆どないんです。
東洋系は牛と馬のような体質で前後には柔らかくて捻りがかたいのです。
肩甲骨周りもかたく肩こりがあります。

何故インステップが球に勢いがあるのかもこれから説明していきたいと思います。

キレもあると思いますが?角度の問題があります。
少しリリースの時に手先が頭に近い方が空振りを取れる可能性が高く。
逆に頭から離れると球の軌道が少し斜めになるので打者が変化球と早く判断できるのです。
そこからもう一個分奥行きを使って前にコントロール出来る調子なら状況は変わってきます。
それと少しフォームも変わってるからでしょう。

低目の変化球で空振りさせる時はストレートより、より腕の振りを強く振る必要があります。

僕は低目のワンバウンドを振らす時は120パーセントの力で腕を振るようにしていました
ストレートは100パーセントで振っていました。
それで丁度同じ腕の振りのスピードになると自分は考えて普段から練習をしていました。

僕も93年後に肩を痛めてから少し離れて斜めになる場合があり、それに苦労しました

良い打者の場合は余計に判断するのが上手いと言うか?です
考えてなくて自然に出来ていることだと思っています

プルペンからワンバウドの練習を常に全力投球していました。
極端に言えば1人でも出来ます、何十球かマウンドにもっていって誰もいない、ただホームベースの後ろ中、前と落とす練習は1人で出来ますから
それを拾いにいってまた投げるの繰り返しです
体調と相談してやっていました。

菊池はストレートを投げる時に斜めになり角度が低くなっています、なので逆に変化球の時に今までと一緒だったとしても、起動が投げた瞬間判断されてる場合もありました。

一球一球で流れが変わるのが野球だとしたら?
その一球をかぎりなく高いパーセンテージで解説するのが当然だと思います。
なぜならお金をもらって全国の野球に語ってるわけですから

投手の角度の問題なんです、アメリカは高くボールを離せとコーチされると、日本に来たウイリーフレイザに聞きました。
日本のコーチは球を前で離せと言うのですが?
当時は疑問を感じていました。

菊池雄星投手の来シーズンの活躍に期待しましょう‼️

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