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『大反響連載‼️ 』元メジャーリーガー野村貴仁氏が悩めるエース阪神.藤浪晋太郎投手を分析!藤波投手よ集中力をつけろ‼️(その1)

2022.1.10

HOPEは元メジャーリーガー野村貴仁氏に自身の経験を元に阪神タイガース藤浪晋太郎投手の分析を依頼した‼️
野村氏はこう分析した!
やはり、バッターをアウトにする集中力が大事なんですよね。
僕はそれが周りからイップスとか、なんだとか色々と言われることによって集中できてないと思うんですよ。
とにかくバッターをアウトにするということだけに集中する。
それは普段の練習から集中してないと簡単には身に付きません。
メジャーリーグで大活躍した同級生の野茂英雄なんですけども、社外人入団2年目に伊野商業で優勝した捕手の柳野浩一と3人で食事をしました。その時に野茂は夜一人で全体練習終わってもまだ一人で黙々と、とにかく集中して練習をしているということを聞きました。それから僕も集中して練習をして、みんなが帰った後に、ダッシュ10本でも、腹筋200回でも、背筋200回でもいいからということで何か練習を毎日続けました。
それがプロに入っても集中力の源になってると思います。
それまではマウンドでマイナス面なことを考えていたので悪い結果が多かったですが、集中力がついた時にはアウトに取ることだけを考えることができて、いい成績を残すことができるようになりました

ヤクルトにいた佐藤由規投手はなぜ勝てないかと言うと投球の時に頭が入って頭を振るんですよ、そしたら肩がものの見事に開いて球の軌道が投げ始めのバックスイングの時からボールが丸見えで打たれてしまうんです
それはですね頭を早く振って左肩が早く開くのは当然なんです、頭を振って左肩が開かない投手例外を除いてはまずいません。
例えば元巨人の岡島投手なんかは例外に当たります。長身で上体を下から上に投げてしかも超オーバースローで角度をつけて投げる岡島投手などは例外に当たります。
だから佐藤投手の場合はいくら速い球を投げても頭を振って投げた瞬間にボールの軌道が分かるのです。
だからあれだけの速球を投げても弾き返されると思います。あの形を直すと逆に球速は落ちると思いますが

僕がメジャーに行った時にチームにメンタルセラピストがいまして自分から進んでうけるようにしました、そこでは集中力をつける練習をさせられました
文章ではなかなか言い表せないんですが、精神的に自分が弱いとこがあるんではないかと相談しに行った時に、とにかく集中力をつけることが大切だと教わりました
まずその練習は1から60までの数字を書いた乱数表があるわけです、、
それでまず15と先生が言えば15の数字を指します。
また次の数字を言ってその繰り返しを。
1分の間に何個正確に出来るかを練習させられました。
それが普通に出来だすと今度はその乱数表の上を先生が両腕を使って見えないように邪魔をしてきます。そのような練習も進んでやりました。集中力をつける為の練習です

私の本の再生に書いてありますが頭を振って投げなければいけない投手は頭が先に入ったら?
当然体が早く開きます、なので腕が後ろから隠れてくるって言うことはありません、その為早く身体が開きやすいので投げた瞬間に軌道が分かりやすいのです、
どんなに早くても投げた瞬間に起動が分かればボールが長く観えるのでバッターはタイミングを取れるんです
それを頭が入らないように投げ方を変えると150キロが120キロから130キロになるというふうに僕は社会人時代に三菱重工広島の佐々木監督に教わりました。
要するに若くて力があってコントロールがある時しか勝てないという風なことになってきます。
それならば逆にそういう投げ方でもコンディションを維持して35歳になってもその球威とそのコントロールで一年でも長く保てることが大切だと私は思います、よく言ってたのが昔の広岡監督が渡辺久信さんに対して東尾みたいに投げなければ30を過ぎれば勝てなくなるとよく言ってました。
僕は社会人時代にその投げ方を東尾さんみたいになおせば渡辺久信さんの球遅くなるということも勉強させてもらっていました。

捕手はアウトコースに構えてるのに打者に対してデッドボールを当てるのはすっぽ抜けである
それは技術なのか集中力なのか藤浪投手はよく人の言うこと聞かないというふう聞きますが、果たして自分で分析ができてるかどうかが疑問であると僕は思います。自分でイップスを認めない認めたくないような感じがありありと見えますがコントロールミス、ボールをしっかりリリース出来ないという事が連発すれば、あまり言いたくありませんが、それをイップスだと、よく皆がいいます。

僕が思ってるのはボールをうまく掴めないとマウンド上で少しでも頭の中をよぎればボールをつかめるはずがありません、マウンドでは一球投げた後に10秒から15秒時間があります。
その間にボールを掴めないなという事を考えてしまうんです、その様にマイナスに考えるという事があるのは、マウンドで相手打者を討ち取る、アウトに取る事だけに絶対に集中しなければ駄目なのに集中力がまったく足りていないと言う事なんです。
僕はですね投手を教える時は精神的に弱いという言葉とかメンタル的に弱いという言葉は使いません、弱いではなく集中力がないという風に選手に教えるのです、そうすれば選手はどのように集中力をつければいいかって言う事を考えて実行してくれて選手は伸びて行きます。
(次回へ続く)

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