フィジカル
野球・U-18日本代表W杯を終えて
2019.9.9
決勝ラウンドに進むことができずU-18日本代表は、オーストラリアに敗れた。
野球球児の目標である甲子園の熱が冷めやらぬ時に、再び集まり、そして世界一を目指した若者たちの挑戦が終わった。
18歳以下の日本代表チームは、佐々木朗希や奥川恭伸をはじめ、全国から集められた選りすぐりだ。今年こそは初の世界一を掴み取れるのではないかという期待の中、韓国戦の敗戦が響き惜しくも決勝ラウンドに進めなかった。天候的にも恵まれず、雨で中断となるなど、コンディションにも苦しんだように見える。しかし夏の大会を終え、あまり休む間もないまま召集された若者たちが必死に世界に挑む姿は、内野ゴロを打っても全力疾走しないプロ野球選手にも当時の青春を思い出させたのではないだろうか。
大会始まると同時に、選手たちのポロシャツから日の丸のワッペンが消えてしまったのもすごく寂しいように思えた。それでも大会を通じて涙する18歳の姿に、改めて政治とスポーツは関係ないということを認識させられた大会となったに違いない。
来年の今頃はこのU-18で活躍した選手たちが、人生の大きなターニングポイントとなるドラフト会議をむかえる。プロの舞台、大学の舞台で活躍することを期待して、今回戦ったU-18のチームに敢えて言葉をかけるなら、「胸を張り、日の丸をつけて日本に帰ってきてください! ご苦労様でした!」。
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