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大谷、菊池、佐々木、岩手県から次々と誕生する名投手! その背景には…⁈

2019.7.3

近年岩手県の高校野球で、なぜこんなにもスター選手が生まれるのか。花巻東高校出身の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)が立て続けにメジャーに進出し、程なくして163キロを出した高校生ピッチャー・佐々木朗希(大船渡高)が世間を賑わせている。

 

このような優れたピッチャーを輩出しているのは、2006年に全国中学校軟式野球大会で岩手県の二戸市立福岡中学校が優勝を飾っているように、同県の中学軟式野球の強さ、そしてメジャーリーガーを立て続けに生んだ花巻東高校の名将・佐々木洋監督の存在などが挙げられる。

 

そして特筆すべき優秀なピッチャーが生まれる背景には、岩手県ならではの豪雪地帯という環境がある。雪国で生活したことがある人は、想像できるだろうが、雪の中を歩くだけで、負荷がかかり普段の倍以上の筋力、体力が必要だ。降り積もった重い雪に足を取られ、体力が奪われすぐに疲れる。その中で走り込みなどのトレーニングをするのはまさに過酷。この厳しい環境が下半身強化に大きく影響しているのだ。球速アップ、コントロールの安定など、体重を乗せた鋭いキレのあるストレートを投げ込むのに、下半身の強化は絶対に欠かせない。

 

これらの背景から、いま岩手県の野球のレベルは非常に高い!

一昔のように、県内で花巻東高校が出れば優勝するというような高校野球ではなくなり、現在では盛岡大学付属高校、大船渡高校などの活躍で全国レベルの試合が繰り広げられるようになった。まずは今月11日〜24日に行われる岩手県大会に注目したい!

 

東北に名投手あり。

東北の野球は名門・仙台育英高校、東北高校、この2つから多数のプロ野球選手を輩出してきたことも有名だが、岩手県野球の活躍が東北に、そして甲子園に革命を起こしてくれるかもしれない…。

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