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野球人生のターニングポイント・FA権

2019.11.5

最近よくニュースで目にする野球界で話題のフリーエージェント(FA)。
※フリーエージェントとは、国内FA、海外FAがあり、国内FAとは国内FA資格条件を満たし、NPB(日本野球機構)のどの球団とも選手契約を結べる選手を言う。海外FAとは、FA資格条件を満たし、国内外どの球団とも選手契約を結べる事ができる。

日本におけるFA制度は1993年のオフに導入され、2003年、2008年に改正が行われ現在に至っている。この資格を持った選手は、一定の規定をクリアし、自分の意図する球団への移籍や海外移籍なども可能となるため、選手がどの球団に移籍するのか、はたまた現球団に留まるのか注目が集まる。メジャーリーグを目指したり、今の年俸よりも良い条件で他球団の移籍を申し出ることも可能だ。

選手は複数年契約、または年俸の増額など、今いる球団よりもより良い条件での契約を模索する。ときには今いる球団のファンから「裏切り者」「金に動いたか?」などとののしられ、寂しい思いをしながらも他球団へ移籍していく選手などがおり、その選手が以前いた球団との対戦になると厳しいヤジが飛ぶこともあった。

しかしメジャーに移籍を求め、メジャーデビューしてから一定の成績を上げ21億円という破格の条件をヤンキース提示されていながらも、広島で活躍した黒田博樹元選手のように、その契約を蹴って、自らを育ててくれた広島球団へと戻ってくる選手などもいる。

このようにFA権は選手の一つのターニングポイントとなる。この時期になると人間性や苦渋の決断など、多くのドラマが生まれる。今年もFA権を有する選手がどのような決断をし、どのような野球人生を歩んでいくのか一つのターニングポイントとして見届けたい!

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