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池江璃花子退院! 本当に大切なものとは…⁈

2019.12.18

本当に大切なものは何か。
水泳の池江璃花子が今月17日退院を発表した。病気から復帰を遂げ、2024年のパリオリンピックで「メダルを取る」という目標を掲げ、日本の各スポーツ紙がこの力強いニュースを取り上げた。

命を落とすほどの危険な病気と向き合い、克服し、メダル獲得を目指す事は良い事だとは思うが、メダル獲得だけがスポーツの醍醐味なのだろうか?

そこに私は疑問を唱えながら本当に大切なものは何かを考えてみた。
4年に1度の祭典オリンピックは確かにスポーツ界において、メダル獲得は一生の栄光となる事は間違いない。しかし自身の命と引き換えにメダルを取るというのは果たして正しいのか? 病気をまずは克服し、普通の生活をし、安定した生活を送りながら慎重に取り組んでいくことが必要と思う。私たちはアスリートに過度な期待をし、プレッシャーをかけ、結果を求めているかもしれない。

しかしアスリートは誰のために戦うものなのか? アスリートは一人の人間としての人生を謳歌してはいけないのか。それとも身体を酷使してメダルを狙うべきなのか? 今も高地トレーニングは続けているのか? 発展途上にある成長期のアスリートに高地トレーニングが正しいのか? この天才スイマーに私は警笛を鳴らしたい。「アスリートは自身のためにやる事を、誰もがメダルでしか判断しない」と数々スポーツ選手をケアしている一流トレーナーは言う。このスポーツ界の愚かさ、それを自身の命との重さに引き換えるのか、考える時期が来てるのではないだろうか。プールに戻るときは、この天才スイマーの本当の意味での人生を考えた、楽しむ水泳を目指していただきたいと願う。

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