1. HOME >
  2. >
  3. 時代を象徴する戦い日本シリーズ 阿部引退で力を増す巨人軍 VS CS勝ち上がりソフトバンク

時代を象徴する戦い日本シリーズ 阿部引退で力を増す巨人軍 VS CS勝ち上がりソフトバンク

2019.10.17

記念すべき令和元年のプロ野球日本シリーズは、セ・リーグの覇者原監督率いる読売巨人軍対ソフトバンクホークスの間で行われることが決定した。原巨人軍対工藤ソフトバンクは、違う見方をすると時代を象徴しているかのような戦いが予想される。

かつてプロ野球は、鉄道会社や新聞社などが持つ球団だった。しかしインターネットの普及により、2000年代初頭になるとIT系の会社がプロ野球に参入してきた。

泣く子も黙るナベツネこと読売新聞社の主筆率いる、プロ野球の象徴とも言える歴史ある読売巨人軍と世界を股にかけて成長し続けるIT投資の孫正義率いるソフトバンクホークス。IT界のプロ野球参入を遡ると、当時を象徴する人物だったホリエモンの登場によって球界は見事に再編されたように思う。破天荒、ぶっ飛んでるなどの画期的な戦略で旋風を巻き起こしたホリエモンではあったが、近鉄買収は失敗に終わった。そこで手を挙げたのは、またまたIT系企業の楽天・三木谷浩史代表だ。このように野球の歴史は時代を反映するかのように変化している。

そして令和という新時代という幕を上げたこの年、過去を彩る伝統ある読売巨人軍の復活かそれとも現在を彩るIT業界のトップをひた走る孫正義率いるソフトバンクホークスか。これは非常に面白い日本シリーズとなる事は間違いない。

もう一つの見所は、天才キャッチャーの阿部慎之介の引退という大きな決断だ。この決断は巨人軍を「意地でも勝たせたい」という想いで一つにまとめ、更なる力になるだろう。40本を超えたホームランバッターへと成長する坂本が鍵を握る決戦の時が近い。

スポンサードリンク
関連記事
Series of articles

連載記事

Sports Stories

編集部コラム

人気キーワード
記事カテゴリ一覧